日本の労働環境 (2) 有給休暇編

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『ドイツでは〜』『フランスでは〜』『イギリスでは〜』etc
この切り口で始まる海外在住者の意見って多いですよね。内容によりけりで、読む人によっても感じ方は違ってくるのでしょうが、日本に住んで生活している人たちにとっては、不快に感じる事も少なくないのでは?と思います。

ただ違いだけを取り上げるのは簡単。しかし、その国々の文化、宗教や背景、根付いている価値観を含めて考え、今の時代に適切でない価値観や非効率な部分は変えていかないといけないわけで『●△×では〜』という事実公表だけでは、無責任だと、日本の労働環境 (1) 病欠編 を書き終えた後、ひとり考え込んでしまいました。

続きもの記事のタイトルの為、『日本の労働環境 (2) 有給休暇編 』 と書いていますが、労働環境を国で対比するのではなく、今回は自らが体験した出来事で「何か間違ってない?」「どうにかならないの?」と、その当時に強く感じた疑問をまとめたいと思います。

入社した会社は某アパレル会社。その当時の上司は一生懸命に働いているのであれば、有給を最大限、自分の休暇にひっつけて「長期休暇」を作っても良いという考えの方でした。とはいえ、日本の「長期休暇」といってもヨーロッパのように1ヶ月ちかくにはなりません。最大で10 〜12日程度だったと記憶しています。

結果的に、この上司の下で働いていた時期に海外旅行を沢山する事ができました。しっかり働くときは働いて、休むときは休む!という上司の方針に私はピッタリあってたようで、仕事はやりがいがあり、仕事に行くのが楽しみの状態。オン、オフがしっかりしていたので、プライベートも仕事も共に充実していたのです。

自分で言うのも何ですが、おかげさまで当時の販売成績は非常に良かったです。

しかし… 数年後に東京に転勤となり都内で働くようになって、有給は増えても有給消化にくい状況になってしまったのです。ある日、最後にいた部署の上司に有休を使用したいと申し出た際に言われた言葉が

オマエ!まさか有給を全部、消化する気じゃないだろうな。中堅になったら有給は使うのではなく、捨てるもんなんだよ!

私の「働く」モチベーションは一気に下がりました。

別に旅行するために働いているわけではないのですが、プライベートも充実させたかったのです。他、社内規定に「中堅は有給を捨てる」と書いてあるのならまだしも、なぜ社長でもない次長クラスの人間が勝手に個人的なルールや価値観を決めるのだろうか?

納得できず、不満と疑問でいっぱいでした。

この場合「日本の労働環境」というより『組織での』労働環境であって、会社そのものは労働法を守っていたつもりでも、実際のところは機能していなかった、という事になります。

ですから、その中で働いている各役職者たちが、独自のルールや規定をウラで作っている場合が一番やっかいで、表立っては見えないし、自ら上層部に報告すると後に嫌がらせを受ける可能性が非常が高く、特に有給捨てろ!と言った上司が査定をする場合はリスキーなのです。

私はその後、退職し転職しました。社内で異動等の変化を待つのではなく、自分が行動を起こし、変わった方が早いという考えから。

ここ数年、様々なところで言われていますが、やはり問題点は日本の労働基準法が機能していない事。サービス残業に関しても同じ。タイムカードを定時で押させ、その後も働かせるといった企業は少なくないのでは?と思います。

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